食べるの記憶

d0166197_0381442.jpg思えば、私の母は、食事にインスタントやレトルトのものを一切使わない人だった。

お弁当にさえ、冷凍食品が入っていたのを見たことがない。それはそれは茶色いお弁当で、いつも他の人のお弁当がうらやましかったのだけど、今となっては、母はすごいなぁと思う。朝から唐揚げあげてたし、豚カツも衣をつけるところからやっていた。野菜も畑で作ってたしね。私に同じことができるかと言うと、、、うーんどうだろうなぁ。。。できないなぁ。。。


母とはずっと関係が悪くて、母曰く私の反抗期は「小学5年生から30歳まで」だそう。
顔を見れば喧嘩していたし、何を言われてもほとんど無視してきた。

それは、母が向き合ってくれない寂しさからだったんだけど、私がなんとかまともな人間に育ったのは、母が人としては真っ当だったのと、食事はきちんと用意してくれたからだと思う。
(つい最近まで、母親にもっとちゃんと育ててもらっていたら、私の人生、もっと生きやすかったはずなのに、と思っていたけどね。)

感謝、とまでは言えないけど、あの母親だったから、今の私がいるのか。今の私が、子どもと向き合おうとしているのは、まぁ母のおかげかぁ。と思えるまでになった。

私にとって、母が食事に関しては一切手抜きしなかった、というのは、大きな財産だと思う。その時は気づかなかったけど、愛情をいっぱいもらってたんだなぁ。おかげで、とっても健康だし。

将来、私がそうだったように、子どもが素直じゃなくなるかもしれない。そっぽ向いて、話もしてくれなくなるかもしれない。

そうなっても、食事さえちゃんと作ってあげれば大丈夫、と思う。

そんなこんなで、今日もご飯を作るのだ。(時々は手抜きもするのだ。)

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# by t_hira16 | 2017-07-07 00:41 |

新しい時代をいく

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山梨県早川町。南アルプスの麓にある「日本一人口の少ない町」です。
2006年〜2010年までの約4年間、私はここに暮らし、地域づくりのNPOに勤めていました。

そんな早川町を約4年ぶりに訪問。元同僚の結婚式でした。
今回結婚した二人は、早川町の中でも一番奥の集落に暮らすことを決め、結婚式もその集落で。

南アルプスの登山口にあり、日常の買い物に1時間はかかるし、他の住人はほとんどお年寄り、温泉があり観光客の往来があるとはいえ、決して楽に暮らせる場所ではありません。

山と共に生き、山の暮らしを守ってきた集落の人達に惚れ込んだ二人は、ごく自然にここに住むことを決めたそう。お互いを信じ合って尊敬し合って、新たな道を歩き始める姿は、眩しくも頼もしくもありました。

なんだか新しい時代を見せてもらった気がした。東京生まれ東京育ちで、ごく普通の(と言ったら語弊があるかな)、例えば東京のウォーターフロントで高層マンションに住んでいたとしても違和感のない二人。そんな二人が、秘境とも呼ばれる場所で暮らすことをいとも簡単に(実際は簡単ではないのかも)実現してみせてくれた。今までは考えられなかったことのように思う。時代は変わっているのだ。しかも良い方向に。暗い話題も多いけど、ずいぶんと励まされたなぁ。

改めて、本当におめでとう。
ゆるりとさらりと日々を楽しく過ごしていってくれたら、私もとっても嬉しいです。決して気負うことなくね。

同窓会のように久しぶりの会いたかった面々との再会も楽しかった〜。良い機会をありがとう。

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# by t_hira16 | 2016-11-12 21:11 |

ゆっくりと走ることにします

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引っ越してきて、もうすぐ1年が経とうとしている。
突っ走ってきたこの1年。

自宅で「森のようちえん」を始め、第2子を出産し、色んなイベントを開催し、
新しく仕事も始まり(と言っても月に数日)、アート展の出展もあり、
日々めまぐるしく過ぎていった。

というわけで、ただ今、少し休憩中。

赤ちゃんの成長も、赤ちゃんとの濃密な時間も、もう少しちゃんと味わいたくて。
自分の時間と赤ちゃんとの時間。

会いたい人に会いに行こうとも思ってたけど、結局ほとんど家にいる。
居心地いいのよねー。

(1年経ってもまだまだ片付け中だからでもある。笑)

今後、どうするか考え中。
色々楽しい妄想ばかり膨らみ中。

思えば、
この家に引っ越してきてから、夫婦喧嘩と言うか夫に喧嘩を売ることが減った気がする。
この家に住むことで、やりたいと思ってたことがいくつも実現したからかな。
自分自身の楽しいが増えたからかな。
仲間が集える場所となって、みんなに助けられたからかな。

自分のアイデンティティーを取り戻したような。そんな感じ。

ありがたやー。

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# by t_hira16 | 2016-09-21 00:14 |

小さくて、儚くて、良い香り

d0166197_14171218.jpg年末年始は、病院にいました。
退院した1月3日は、とても暖かく、コートも要らないほど。
留守を守ってくれた父子と、まさか入院に重なるとは思わず、お正月に遊びに来てくれた友達家族が迎えてくれた、とても清々しい久しぶりの外の空気でした。

そんなこんなで、全然、年末年始感のないまま、今年が1ヶ月過ぎようとしています。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

なんで入院していたかというと、、、

出産でした!

我が家に男の子の赤ちゃんがやってきてくれました。
小さくて、儚くて、良い香りで、家族みんなメロメロ。久しぶりの新生児、可愛いです。。。

今回の出産は破水から。でも全然破水とは気付かず、「今日は、水分多めにとったから、尿漏れかなぁ」くらいに思ってました。夜10時頃、さすがにおかしいと検索したら、寝ても出るようだったら破水、と書いてあったので、とりあえず寝てみた私。
夜中、忘年会から帰ってきた夫の音に起きて、破水のような気がすると、ようやく病院に。

夫と上の息子(2歳)の立ち会いのもと、無事に生まれました。
2歳の息子の立ち会いは迷ったんだけど、夫が「え?!家族みんなで迎えたいじゃん!」と、拍子抜けするくらい軽く言ってくれたので、それもそうかと。
2歳の息子は、途中飽きて公園に遊びに行ったりしつつ、痛がる私が不思議で「なんで?なんで痛いの?」とずーっと夫に言っていて、それに根気強く何回でもちゃんと答えていた夫をえらいなぁと思うくらいには、私にも余裕があったんだなぁ。

最後は、2歳の息子がウィダー◯ンゼリーを飲ませてくれ、ウーン!といきんだら、ポーンと生まれてきました。(新月か満月に生まれてくるだろうと思っていた赤ちゃんは、夫の仕事納めの日=夫の冬休みが始まる日、私達大人の一番都合の良い時に生まれてきた空気の読める子です。笑)

出てこようとしている赤ちゃんの頭を触ったり、出てきた胎盤を見せてもらったりの「おもしろい」もありつつ、いやぁ〜痛かった!!終わってほっとした!!

私達夫婦にとっては、3人目の息子です。
1人目の息子は、妊娠36週でお腹の中で亡くなり、今は神様となって、私達家族を守ってくれてます。

今回、無事に生まれてくれたことに、ただただ感謝。楽しい毎日を一緒に作っていこうね。

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# by t_hira16 | 2016-01-29 15:50 |

詩をつづる

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最近はもっぱら子育てに追われる毎日。

そんな中、イエーイ青木さんという徳島が誇るアーティストさんのニューアルバム「大乗夫仏教」の中の1曲を作詞させていただきました。

自分の詩が音楽になる、とてもワクワクする体験でした。
こんな機会をくださって、ありがとうございました!

アーティストでもあり、お坊さんでもあるイエーイ青木さん。深くて優しくて楽しい音楽です。よかったら、手にとってください。




今回の詩、個人的にとても気に入っているので、ここにも書き留めておきます。

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蝶のしっぽ

退屈な空耳
縮れた空気
感じない体温
砂糖のかたまり
生ぬるい柔らかいもの
よけられない何か

うろうろ生きて、堂々とそれ、偶然の意味でまた出会う
点をつなげば線になるが、断片を集めてもひとつにはならない

窮屈な丸
突発的な風
うるわしい声
すみれ色の紙切れ
白くて安全なもの
止められない何か

消えてはうつろい、気分で踊り、ただひたすらに髪の毛だけが伸びる
内も外も混ざり合って、一体となってしまえばいいのに

見えていたはずのものと見えないはずだったもの
今日の答えは明日の嘘
まだ知らない、まだ変化してない

蝶のしっぽは一目散に遠ざかっていき
日々があるという証の中でずっと泳いでいる

全てはここにたどり着くため
そして全ては流れ去っていく

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# by t_hira16 | 2015-12-14 00:58 |